建築展「うつしとはしら」
2024
国内の某植物園が主催する建築企画展のプロデュースとディレクションを担当。
絶滅危惧種を含む希少植物の収集・研究・保存・栽培をおこなう植物園がなぜ阪神・淡路大震災で損壊した近代建築を園内の一角に移築・再生したのか。
文化遺産保存プロジェクトに関わった建築家や事業家、研究者たちの声を反芻し、植物資源と建築遺産を <生物的遺伝子> と <文化的遺伝子> として捉える足場づくりから展示の構想をはじめた。そして、生活・風土・文化をかたちづくるエレメントとして植物と建築のあいだに共通項や関係性を見出しながら、移築プロジェクトの歴史的価値と現存する建築および植物園の文化的価値を編集した。
展示全体を組み立てる上では日本語の「うつし」の多義性(移し・遷し・写し・映し)に着目。コンセプトして情報を束ねながら、その下に <文化を移築する><価値を再生する><未来を保存する> の3つの主題をぶらさげ、同園を運営する企業のCSR指針(はしら)のかたちと構造に触れるための展示空間をデザインした。
絶滅危惧種を含む希少植物の収集・研究・保存・栽培をおこなう植物園がなぜ阪神・淡路大震災で損壊した近代建築を園内の一角に移築・再生したのか。
文化遺産保存プロジェクトに関わった建築家や事業家、研究者たちの声を反芻し、植物資源と建築遺産を <生物的遺伝子> と <文化的遺伝子> として捉える足場づくりから展示の構想をはじめた。そして、生活・風土・文化をかたちづくるエレメントとして植物と建築のあいだに共通項や関係性を見出しながら、移築プロジェクトの歴史的価値と現存する建築および植物園の文化的価値を編集した。
展示全体を組み立てる上では日本語の「うつし」の多義性(移し・遷し・写し・映し)に着目。コンセプトして情報を束ねながら、その下に <文化を移築する><価値を再生する><未来を保存する> の3つの主題をぶらさげ、同園を運営する企業のCSR指針(はしら)のかたちと構造に触れるための展示空間をデザインした。
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Photo Gallery
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Members
Creative Design
- Producer
- Hoshinotori-tsushinsya
- Director / Planner
- Keisuke Saeki
- Printing Director
- Takehiko Fujio
- Designer
- Chika Tsujimura
- Writer
- Keisuke Saeki